2017年6月25日日曜日

災害で消えた小さな命展・・・34

(九十九里沿岸防砂林・蓮沼海岸)
 先日、海岸を散歩してきました。自宅から車で20分ほどのこの海岸、東日本大震災の津波で防砂林が荒れ果ててしまって以来、訪れるのは久しぶりです。
 行政だけでなく、企業、ボランティアの方たちが、九十九里沿岸の植林作業をしてくださっているそうです。若松が、すくすく枝を広げサボテンのように立っているのを見ると、少しほっとします。

 今月末30日から、命展パート4が岩手県盛岡市で始まります。http://www.chiisanainochi.com/pub025/schedule.html
 今回は「震災で消えた」から「災害で消えた」に名前が変わりました。命をおびやかす災害を幅広く含めているのはパート3と変わりませんが、今回は、去年の4月発生した熊本地震で犠牲になった命たちも、描かれています。
 引き続き参加させていただいた私が描いたのは、熊本地震がきっかけで亡くなってしまった小さなワンちゃんでした。
 申し込まれた方のお手紙には、たくさん添付されたお写真とともに、失った悲しみと在りし日々の愛情があふれています。
 私には、災害で失った家族がいないので、その途方もない悲しみをすべてわかろうとするのは、無理かもしれません。
 でも、たくさん食べて元気に走り回っていた家族が、急に食べられなくなり、立ちあがれなくなってしまった悲しみはよくわかります。胸にせまる悲しみを思い起こしながら、絵を描きました。
 救えたはずなのに救われなかった命たち、最低限保障されるはずの囲いからはみだしてしまう動物連れの被災者。そんな悲しいことが一つでも減ることを願い、今回の命展も、せいいっぱい力になりたいです。

2017年6月9日金曜日

るすばんねこ 26

  
ぐっすり、お眠り中のニャアコちゃん。こんなに寝てても爪を切ろうとすると飛び起きてしまいます。るすばんねこ、今日で1ヶ月です。

 先週末、うささん率いる劇団『sol.星の花』の公演がありました。私も非力ながら大道具などでお手伝いしました。
 舞台は、さまざまな、みすごされてしまう命たちの話。きっと観に来られた方たちのだれもが、どこかしら思い当たる経験があると思います。
 過去に出会った小さな命や思い出の品々、それらとの別れ方は様々でしょうけど、思い出すことも出来ないものも多いはずです。思い出すだけで後悔にさいなまれる、そんな別れもあるはずです。
 私自身、忘れていた出逢いと別れを思い出しました。記憶の奥に閉じ込めていたものでした。伝えたい心がぎっしりつまったこのお芝居、是非またどこかの劇場で再演してほしいです。

 しかしながら、皆さんハードなお稽古をしていると聞いています。体力も精神力も、ぎりぎりまですりへらしてあそこまで創りあげたのでしょう!大体、人前であれだけ大きな声を発したり、感情を表現できるようになるには、相当な勇気がいるのでしょうね。引っ込み思案の固まりである私には、一生縁のなさそうな世界です。
ニャアコちゃんも、猫・演劇部があってもついていけないタイプかな…声がか細いですし、なにより、稽古にたえる根性はおそらくなさそうです…。

2017年5月24日水曜日

るすばんねこ 25

 
まったりくつろぐニャアコちゃん、最近暑くなってきたせいか、あまり運動しません。
でもよく考えてみたら冬の間も、あまり運動していません。ヒモ遊びなど誘うと、少しは楽しんでくれるのですが、すぐごろんとお腹をみせて「なでて」や「だっこ」がお好みです。

 私が働く小学校で、先週運動会がありました。よりによって、夏日になったその日、大人でもヘロヘロになりましたが、子どもたちはさぞかし疲れたでしょう…が、振り替え休日にはちゃっかりディズニーリゾートに繰り出したりしているので、パワーがあってうらやましい…(親御さんたちも)
 私の幼少時、運動会は年に2回ありました。春の小運動会と秋の大運動会。体が弱くて運動が苦手だった私にとって、ただでさえありがたくない運動会が年2回あるのはかなり苦痛でした。走るのも、障害物走も、ダンスも、すべて好きではありませんでした。大雨でずっと中止になっちゃえばいいのにと思ったものです。先週私が参加した運動会にも、そんな子がきっといるのだろうなと思います。そういうこっそりマイナス的な思いを抱く子がいるのを、見落とし勝ちな学校という場所ですが、苦手な行事なりに楽しいことが見つけられたらいいなと思います。私の場合は、唯一、万国旗を見てどこの国の旗か当てるのが楽しかったような。(クライですね)
 ニャアコちゃんも、猫・大運動会があったら逃げ腰かもしれません。我慢しない猫たちは、嫌だったらさっさとリタイアしてしまい、競争にならないでしょうけど…。

2017年5月14日日曜日

るすばんねこ 24



 新しく設置した流水機。あふれ出る水を飲むニャアコちゃん。
お水をたくさん飲んでほしいという思いからこのような機械を設置することになったのでした。最初はかなり怖々と警戒していたのですが、5日ほどしたらその美味しさに気づいたようで、今ではがぶ飲みです。おかげさまで、おしっこの量も増え、便秘もほぼ解消されています。

 流水が好きな猫さん、多いらしいですね。流れる水は美味しいからか、水の動きがおもしろくてついなめたくなるのか…。自分とおきかえて考えても、たまり水より流水の方を選びますが、水の美味しさは私はよくわかりません。硬いとか軟らかいなども、正直言って全くわからないのです。(ただの味オンチと言われればそれまでですが)自分が水の美味しさに特に鈍いような気がします。
 いろいろな場所で名水と言われる水もいただいているのですが、どれも同じようにしか思えず…。もしかして、生まれてから幼少時にかけて環境の悪い都市部にいたので、美味しい水を飲んでいないからかも、と育ちのせいにしておくことにしました。
 ニャアコちゃんは、味に敏感なのかどうか?保護前のニャアコちゃんが、近所で除草剤がまかれた場所にたまった水をなめているのを何度も止めたことがあります。悪い水というのがわからないのだろうか?とヒヤヒヤしていました。清い水でしか生息できない蛍のように、猫さんだって悪い水など近寄らないかと思っていたので、驚きました。でも、考えてみたら、私が味オンチなのを育ちのせいにしたように、猫たちも除草剤などという薬を知らずに育っていたら、それが悪い味かわからないのかもしれません。知らずに飲んでしまったら、恐ろしいことです。
 ニャアコちゃん、流水機をフル活用するように、噴出口、スロープ、貯水池の3ヶ所から丁寧に水を飲んでいます。飲みっぷりがとてもいいので、このメーカーのCMにスカウトされてもいいくらいです。

2017年4月30日日曜日

春の終わり


 4月が終わるとき、春も終わる気がします。明日からは夏の初めに向かっていきます。
家の前の田に稲の子が整列し、今年もカルガモさんご夫婦が泳ぎはじめました。
去年、子だくさんだったお母さんかどうかはわかりませんが、今年も元気に子育てしてほしいです。
 2年程前の春、茨城県の北浦・白鳥飛来地へ、白鳥に会いに行きました。
けれど出かけるのが一足遅く、白鳥たちはすでに北国へ旅立った後…水辺にはこれから旅立つ鴨たちがひしめいていました。給餌に訪れる人々と鴨をぼおっと見ていた私と友人ですが、突然信じられない光景を眼にしました。
 パンをあげながら鴨に近づいた老夫婦が、突如、鴨を捕獲したのです。羽を両手でがっちり封じている老人の行動にあっけにとられてしまいましたが、抗議すると、老人はちょっと捕まえてみただけだとごまかして鴨を放しました。明らかに慣れた手つきでしたし、彼らのワゴン車は後部座席が真っ黒に目隠ししてあったので、おそらく常習犯です。鳥を捕まえてどうするのかわかりませんが、こうして飛来地で無防備に近づいてくる鴨を捕獲しているのでしょう。
 警察に車のナンバーを通報し、パトロールに来たのを確認してからその場を去りましたが、だんだん空しさがこみあげてきました。はるばる旅してきて、給餌してくれる人がいるありがたいスポットである場所なのに、いきなりそれを裏切られたら、鴨はどんな気持ちになるのでしょう。それを見ている他の鳥たちも、どんな気持ちになるのでしょう。さまざまな困難を乗り越えてやってきたはずの越冬地で、こんな事に遭うとは…。
 人間が一番怖い生き物だということを、改めて思い出させてくれる事件でした。


2017年4月22日土曜日

無くならない武器


近所の畑道で出会ったキジさん。
ケンケン鳴きながらのんきに歩いていました。飛ぶのが得意ではないキジさんですが、
歩き方もなんだかスキだらけに見えます。危険物はないのかな…とこちらがヒヤヒヤします。

先日、CAPINさんのブログを読んでショックな記事を発見しました↓
http://ameblo.jp/capin-blog/entry-12265447126.html
「るすばんねこ 4」で書いたのですが、恐ろしい思い出の『トラバサミ』という猟具。
あの恐ろしいワナが、未だ堂々と売られているという記事です。
10年ほど前に法律で禁じられたという猟具なのに、のどかなお祭りの縁日で売られているのが現実でした。
「法律で禁じられて、よかった~!」と思い込んでいた、自分はおめでたい人間でした。
法律が出来ても、すみずみまで行き届くことがないのを、様々な場面で見たはずなのに。
茨城県だけじゃなくて、きっとあちこちののどかな場所に、今もそんなふうに怖い武器が売られているのでしょう。
無くならない武器は、無くそうと思わなければ無くならないのですから、私も見つけたらその努力をしようと思います。
キジさんや他の生き物たちが安全に歩ける道でありますように。

2017年4月13日木曜日

るすばんねこ 23


 4月も長い留守番が続くニャアコちゃん。いつもの窓辺から目を離せません
白い花が満開のスナップエンドウには、ゆらゆら揺れる豆のさやがぶら下がっていますし、鳥や虫も訪れるのでした。
 ニャアコちゃんの窓辺を、日課で通っていく野良猫さん♂がいるのですが、ニャアコちゃんは実はカレが苦手です。
 去年の夏も、窓辺に置いたベッドに寝ているところをいきなりガラス越しに顔を接近され、思わず飛び上がって逃げたニャアコちゃん。
 昨夜は、スナップエンドウジャングルをかいくぐって接近してきたカレを見て、なんとガラス窓へ体当たりしてしまいました。さすがの野良カレもびっくりして後ずさりです。(でも、こりずに朝にはまたきました…。)
「痛いでしょう…ガラスの向こうなのだからそんな怒らないでよ…」
といくら説得しても、気持ちは治まらないようです。
 彼ら同士にしかわからない相性があるのでしょう。普段はとてもおとなしいのに、カレが来るとネコが変わって突進してしまうニャアコちゃん。豪傑すぎて苦笑いです。

 でも、もし偶然そんな時に大地震が発生し、ガラスがざっくりわれてしまったりしたら…と思うと笑いごとではすみません。
 パニックになった時、猫たちはとんでもない方向へびっくりするくらいの距離を移動してしまう、そんな話を東日本大震災以来、ここ数年たくさん聞いています。
 熊本地震も、明日で一年が経ちますが、そんなパニックで行方不明になったままの猫たちが未だいるのでした。例え何年経ってしまっても、どうか再会できますようにと祈っています。
 そしてニャアコちゃん、非常時には豪傑にならず、 いつものように人見知りでおとなしく助けをまっていてくれますよう、願ってます。