2017年3月11日土曜日

寒い青空


 おとなりの方が植えた青菜を、ヒヨドリがせっせとついばんでツンツルテンにしていました。
満足そうに一休みしていたので、一枚パチリ…。
我が家のベランダに置いたサラダほうれん草のプランターも、びっくりするくらいきれいに刈り取られています。短いくちばしで、上手に食べるものだね…と感心します。

 青空がまぶしい一日で、ガラス窓越しだと春のように明るい日差しなのに、真冬の北風でした。
毎年3月11日は寒い気がします。
 震災が起きた日がもう少し暖かかったなら、もっとたくさん命が消えずにすんだかもしれない、毎年そんなふうに思います。
 今日一日、本当に寒くて冷たい青空でした。ヒヨドリも、丸くなっていました。

2017年3月7日火曜日

るすばんねこ 21

 
お気に入りの丸いクッションに、負けずに丸顔のニャアコちゃん。今週は一週間のおるすばん。
ニャアコちゃん、実は便秘気味です。お医者さんからもらった便を少しだけゆるくするための油をなめてほしいのですが、なかなかなめてくれません。大好きなチュールでもダメでした。
「怪しいニャ…」と疑わしい顔です。
今までいろいろ薬を飲ませてきた動物の中で、かなり上位な手ごわさのニャアコちゃんです。
 
 薬と言えば、私は幼い頃体が弱く、よく胃腸をこわしたり風邪で寝込んでいました。(今とは正反対…)
 なので、体に良いとされるあらゆるものを食べさせられました。アロエや乾燥した薬草など、いろいろとニガイ思い出があります…。
 最近、ドライフルーツを食べていて、ふと思い出す味がありました。昔、母が作っていた黒くてすっぱい、コールタールのようにドロッとした物体!わずか耳かき一杯ほどの量をなめるだけで、胃腸の不振や風邪などに効果があるので、酸味に口をすぼめながらなめさせられたあの薬!子どもの私には、魔女が作るあやしげな液体に見えました…。
 あれは一体どんな材料だったの?と老母に確認したら、ずばり、梅肉100パーセントでした。青梅をすりおろし、その汁を、ひたすら時間をかけ、煮詰めたエキスだったそうです。万能薬として昔から家庭で作られていたようですね。現代でも、レシピや効能がネット検索でずらっと出てきました。梅肉エキス、文字通りの万能薬のようで、販売もされていました。
 子ども時代の素直な私には、確かに効いていたかもしれません。でも、大人になって疑い深くなった今の私にも効くかな…確かめるべく、今年の青梅の時期に作ってみようかな~と思っています。

2017年2月23日木曜日

あこがれの女神

(山形県立博物館 縄文の女神)
 毎年そうですが、2月はあっという間にかけぬけてしまいます。たった3日短いだけなのに、何だか早く去ってしまうのです。
 先週、東北方面へ出かける用事があり、帰る日に土偶さんに会う寄り道をしました。
縄文の女神。大好きな土偶さんのお一人です。
国立博物館の特別展示と違って、あふれる人混みと行列もなく、静かな空間。フラッシュ無しなら写真も撮らせて頂けます。
 静かな暗い展示室で対面すると、あらためて、ホレボレする姿でした。背が高いのは見ての通りですが、3,1キロという体重に驚きました。
 創った人はよほどつよい想いを込めたのだろうな…と感じます。表面をきれいに磨き、ツヤを出す工夫までこらしてあるそうです。
 考古の世界では、女性の姿を表していると言われる土偶さんたちですが、あまりに不思議な造形が多く、魅力的なのでした。
 女神さん、どう考えても当時日常に暮らしていた女性をモデルにしたと思えません…。
土偶は宇宙人がモデルだとかいう説も聞いたことがありますが、縄文時代の地球では異星の生き物も、ごくふつうに一緒に暮らしていたりして…。周囲を見渡せば、異なる容姿の生き物が当たり前に歩いていて、お互いがそれぞれの特色と個性を排除せず尊重していた…なんて夢のような時代だったかも…!もしそうなら現代より何歩も進んだ世界です。
 タイムマシンがあったら女神さんが創られている現場に行ってみたいです。

2017年2月3日金曜日

るすばんねこ 20

今年の節分は、ダンボール製の猫さんに、鬼面をつけてもらいました。
ニャアコちゃんは不審な顔で、私を見ていました。一体なんのつもりにゃ?何がおもしろいにゃ?
 鬼猫さんにはちっとも関心をよせてくれませんでした。

 鬼退治をする桃太郎のお話を、簡単な英語劇にして6年生の子達が演じていました。
一人の子に「鬼って、昔はまじでいたの?」と聞かれたのですが、ううんとうなって、
「どこでもいるわけじゃないだろうけど、いたと思うよ。」と答えてしまいました。
 そもそも、鬼とは何か?さまざまな方が言及している資料が山ほどありますが、一番納得できるイメージは、『祖霊神』です。
亡くなった命たちが鬼の姿で出現するのかな…本当は鬼の姿などではないのに、見る人の心の状態で鬼に見えているのかな…と。自分には鬼に見えるのに、同じものを見ているはずの隣の人の眼には、神々しい神様が映っているのかもしれません。
 考えてみれば、世界中無数に存在する神々には、穏やかな神様だけではなく恐ろしく荒々しい神様がいます。鬼が神様なら、どうして追い出さなくてはならないのか…?
 6年生が演じる英語劇。鬼と桃太郎たちのエンディングのように、
「 We are friend!  We are happy! 」 でみんな仲良くなればいいのにと思います。
 でも人間は欲深く、あまりにたくさん悪行を重ねて生きているので、自分の内部の『鬼』を追い出さなくてはならない、そんな意味で節分に豆をまくのは納得できます。
 結局、季節の変わり目の、改めて自分を見直す行事と思うことにしました。
 
 ニャアコちゃんたち人間以外の動物たちは、追い出さなくてはならない鬼(=悪)など持っていないと思われます。だから、豆まきする必要はありませんね。

2017年1月18日水曜日

るすばんねこ 19

今年も、一週間前からさっそくおるすばんのニャアコちゃん。新しい小判型ねこじゃらしをいただきました。
 このおもちゃ、猫さんたちがかぶりついてじゃれる人気ものなのに、ニャアコちゃんは、おとなしくペロペロなめてにおいをかぐばかり。(またたびのにおいがついているそうです)しばらくすると、おもちゃがあっても素通りするようになってしまいました。まさに、猫に小判?です。
 
 去年大晦日、年老いた母が持病で入院するさわぎになり、バタバタな年始でした。一昨日、無事退院して今は平穏です。
 大晦日、夜間救急では、赤ちゃん連れのご夫婦と、転んだのか額を打ってしまった老人がいました。どんな日だろうがけがや病気はあるのですから、病院に休みがないのは当然かもしれませんが、こんな日に面倒をみていただく先生や看護師さんに、本当にご苦労さまですと思いました。
 とても丁寧に診てくださった若い先生でした。一ヶ月に一度だけその病院にいらっしゃる非常勤だそうです。常勤の先生たちがお休みに入って、4日まで出てこないので、正月中は非常勤の先生が詰めるとのこと。みなが休んで楽しんでいるときにも、こうしてお仕事してくれる人がいること、普段はすっかり忘れているので、改めて感謝です。
 入院手続きをしている待合室で、除夜の鐘が聞こえました。年越しそばを食べられなかったかわいそうな老母に、除夜に長~い点滴の管をつけてもらえたので長生き出来るよ!と励ましました。
ニャアコちゃんは、年越しチュールをお皿に長~くもりつけてもらったそうです!




2017年1月1日日曜日

しあわせをくばるトリさん


         2017年になりました。今年もよろしくお願いします。
        幸せだと感じられることが、一つでも増えますように。
        辛いなと思うことが、一つでも減りますように。
         

2016年12月19日月曜日

るすばんねこ 18

 
 
るすばん一ヶ月を過ぎ、今日が最終日のニャアコちゃん。すっかり冬支度です。かまくら風の赤いドーム内にはタータンチェックのベッドが入れてあり、二重構造の暖かさなのでした。
 暖地では無理な望みですが、たくさん雪が降ったら「かまくら」をつくってみたくなります。
私は幼い頃、祖父母の家・福島県奥会津地方で雪と戯れさせてもらったので、雪の穴の不思議な空間は体感しています。しんとしているようで、かすかな音が聞こえるせまいあなぐら。
 でも実は、窓のない空間が苦手で、ちょっと時間が経つとそわそわして出たくなってしまいます。窓から外の景色が見えないと、落ち着かないのです。
 一昨年、南イタリア・アルベロベッロにあるトゥルッリという建物に泊まりました。メルヘンチックな小人の集落みたいで、白い壁に囲まれた小さな丸い家はかわいい三角屋根をのせていました。
 素敵なコテージでしたが、室内はとても小さな窓が一つだけ。せっかく泊まったくせにやはりそわそわ落ち着かず、ほとんど外を散策していました。
 友人には「洞窟が好きなくせに、変なの!」と言われますが、特に閉所や暗所の恐怖症ではなく、ただ外を見たくなってしまうだけです。もしかして、前々世あたりで、外界が見たくても見えない城壁に囲まれたお姫様だったかもしれない…と言ったら、悪いことして一生牢屋で過ごしたんじゃないと笑われました…どっちにしても、窓のない住居は考えられません。
 ニャアコちゃんも窓辺が大好き。でも、とても怖がりさんなので、突然、聞きなれない物音や人がやってくると風のように赤いかまくらへかけこんでしまいます。かけこむだけじゃ安心できないのか、さらにチェックのベッド下へもぐりこんで、まったく姿を隠してしまうのでした。その早業、まるでイリュージョンです。