2015年9月30日水曜日

スズムシと観た月


9月の後半を急ぎの仕事でバタバタと過ごしてしまいました。
爽やかな秋晴れが多く、連休もあったのに、いつもギリギリ人間の私はゆとりなく過ごし、もう明日から10月になろうとしています。

 でも、満月だけは、スズムシの声をききながらベランダからゆっくり眺めました。。
そういえば以前、スズムシの声を携帯電話のボイスレコーダーに録音しようとして、できなかったことがありました。
 周りの音は細かく入っているのに、スズムシの声だけ全く入っていない…!
周波数の関係で、携帯電話では音を再現出来ないらしいということを後で知りましたが、なんだかとても不思議でした。
デジタル機器に捕まらないように、するりと逃げられたような。
機械から逃げてくれて、うれしいような気もしました。

2015年9月15日火曜日

長雨の後


 雨が続いた先週、突然ニョキニョキと地上へ突き出した花芽が開きました。
赤い彼岸花より毎年一足先に咲いてくれます。

 私の住む地域は何の被害もなく、雨は彼岸花の花芽をもたらしてくれたくらいでしたが、茨城県ではテレビで報道されている通り大変なことになってしまいました。
どんなに恐ろしかったでしょう、屋根の上で救助のヘリを待つ時間。
経験していない私には言葉にできない怖さです。

 避難先で動物を受け入れてもらえない所があったと聞き、また胸が痛くなりました。
 「非常時、うちは車で動物たちもみんなまとめて連れて行けるから大丈夫。」
私自身もそうですが、ペットを連れて逃げるなら車を利用して避難するのが最適と考えている人が多いと思います。でも、今回のように先に周囲が水没していたら、車はあてにできません。たった50センチほどの水位で車は動かなくなりますから…。
 
 私も、ちゃんと確かめておかなくてはと反省し、自分がお世話になる避難先の学校へ質問してみました。以前、役所に問合せした時は、「災害時に動物も同行して避難するのは大原則にしている。(同伴は約束できませんが)」という答えをもらっていましたが、実際の避難先には確認していませんでした。
ところが、学校の方の答えは・・・つまり、何もそのようなことは考えていなかったようで、動物ねえ、どうなりますかねえと困惑された様子。
 役所では「実際の運営は避難所の方で決めますから、詳細はそちらに聞かないと」と言われますし、避難所である学校の方は、「何かの時は役所の防災課からどういうふうにするか知らされるでしょうから」と言われます。まさに、なんだか人任せそのものの縮図が見えて残念でした。
 残念がっていても仕方ないので、またしばらくしたら問い合わせて何かマニュアルが決まったら教えてもらう予定ですが…。
 災害はいつ起きるかわからないのですから、自分の地域がどうなっているかの確認は大切だな…とつくづく思います。