2016年1月12日火曜日

お仲間発見

先日、房総半島南端へドライブに出かけ、『道の駅・ちくら潮風王国』という場所で、こんなかわいい方と出会いました!
 嫌われることの多いナマコのマスコットなんて初めて見たので嬉しくなりました。
早速連れ帰り、我が家のお仲間になっていただいてます。

 その小さなドライブ旅行中、ウミホタルの発光実験を見る機会がありました。
なんとなく嫌な予感はしていたのですが、やはり思ったとおり…彼らが発光する理由は、警戒警報みたいなものでした。
 つまり、私たちが「きれい!」と眺める彼らの姿は、実験する人によって脅かされて逃げ惑う状況なのです。彼らが驚くとルシフェリンという発光物質を体外へ分泌し、それが海水と反応を起こして青白い光を発するとのこと。網ですくって手でもんだり、攪拌したり…。ウミホタルの発光実験を検索してみたら、なんと弱電流を流して脅かすやり方までのっていました…。

 人間は、わずか数ミリの小さい生き物なら、あんなふうに脅かしても罪悪感を感じないものでしょうか。
 例えば「ホタル猫」という動物がいて、「怖がらせればお尻が光るんだよ!」と実験をしている人がいたら、きっと大勢に非難されるでしょうね…。猫とウミホタルの間に大きな差をつけている人が多いのが現実です。小さい虫なら感情や感覚がないように思っている人が多いのかもしれません。

 ウミホタルは、海の中でナマコと似たような役割もしてくれるそうです。砂の中に住み、そこに沈殿する遺骸など老廃物を食し、砂をきれいにしてくれます。そういう意味ではナマコとお仲間なのでした。
 海をきれいにしてくれる非力な仲間たち。「かれらにも感情や感覚があるのでは?」と想像してくれる人間が増えてくれたら、たかぎなまこも嬉しいです。





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