2016年3月11日金曜日

震災で消えた小さな命展・・・33

命展3で私が描かせてもらったミドリフグのゴロマサちゃん。
一昨日飼い主さんがお迎えにきて、大切に抱えられて帰られたと聞きました。 そのときのお迎え写真をみせていただき、絵になったゴロマサちゃんが何とも得意そうな顔になっているように見えました。私も嬉しいです。  
 
 最後の会場宮古市へ、今週初め訪れました。去年の春大槌町へ行ってから約一年。 いつも命展をささえてくださる宮古と釜石の方たちとお会いしたい、そして、絵になった動物たちと宮古でもう一度会いたいなという気持ちでした。  
 今回は、それプラス素敵なことがありました。落語家の立川平林さんがチャリティーで落語公演にきてくださったのです。テーブルを2段重ねただけの即席高座で、平林さんは力演してくださいました。 『動物愛護の落語』はじめて聴きましたが、本当に心を打つ内容でした。是非多くの方に聴いてほしいです。 『小さな命』を大切にしてほしいという活動を、さまざまな方たちがさまざまな手段で続けているのを改めて感じ、心強く思います。  

 震災の日から5年の今日、無神経なマスコミインタビューを耳に入れたくなかったので一度もテレビやラジオをつけずにすごしました。 暖地には珍しく、雪になりそうな寒さの午後。避難所に入れずに外で一晩過ごした動物連れの方たちの辛さを想像することなど出来ませんが、つくづく考えました。命展3は今週で終わりを迎えますが、そのようなことがなくなる時まで、これからも続くことと思います。

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