2016年3月31日木曜日

なかよしな岩


  静岡県浜松市にある『竜ヶ岩洞』という鍾乳洞を訪れました。 浜松駅からバスに乗って約1時間。 のどかなみかん山にかこまれた場所にあります。
 鍾乳洞訪問は去年3月から1年ぶりです。岩手県大槌町で始まった小さな命展3へ行く途中、寄り道した『滝観洞』。釜石市から遠野市へ向かう山間にあります。名前の通り、洞内にかなりな迫力の滝を観られ、とても感動しました。
 今回訪れた竜ケ岩洞も、落差30メートルで滝が流れ落ちていると聞き、期待をこめて入洞!
 滝も含め全体的な迫力は滝観洞にかなわなかったですが、透き通りそうに真っ白い鍾乳石や石荀、石柱が素晴らしく美しかったです。
 そして、上の写真のようなネーミングが気に入りました。夫婦石とかありがちな名前をつけず、なかよし!通りかかる人が思わずにこっとしてしまいます。
 ひっそり仲良く寄り添う石荀は、洞の天井から一滴ずつ落ち続ける石灰水溶液を浴び、200年で1㎝育つそうです。つらら型の鍾乳石とちがい、重力に逆らって成長するので大変ですね。
2000年後に10㎝、4000年後に20㎝…1mを越す貫禄ある『なかよし』に育つのは2万年後です!
(そんなに同じ条件で、水を浴び続けられることはないでしょうけど、理論上は…。)
 この鍾乳洞はその頃とっくに崩落し、地中に埋まっているかもしれません。再び掘り出されたとして、その『なかよし』たちを眺める生命体はどんな姿なのでしょう!
もしもヒトだったとしたら、近未来に起きるかもしれない人類滅亡の危機は乗り越えたことになります。
 地球が壊れず、ヒトが他の生き物を滅ぼさず『なかよし』でいてくれることを祈ります。

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