2017年9月30日土曜日

泡雲


 数日前の朝でした。こういう風に空の雲だけ 写真に撮るなんて久しぶりです。
 実は私は、 子どもの頃から 雲が大好きで、写真にとるのが好きでした。 雲の名前を調べたり、勝手に名づけたりして楽しんでいたこともあります。
山登りをするようになってからは、山と雲の写真をよく撮っていました。そういえば、雲が好きなので、気象予報士になりたいと思った時もありました。

 様々な気象の現象について、理由を知らなかった時のほうが、空想がたくさん生まれたなと思います。例えば、虹。虹が出そうだなという空の時、今の私は、必ず太陽を背にして、太陽の角度を考えて探しますが、子どもの頃はあちこち見上げていました。どこに現れるかわからないドキドキ感がありました。虹の根っこには、何か不思議なものがある、などと言う寓話も信じていました。太陽がどっちにあろうが、虹の根っこを追いかけてみたい衝動にかられたこともありました。
 
 雲の形も、この高度でこのような条件で生まれるから、こんな形であると知ることは、楽しさが半減してしまう気がしました。気象予報するには必要かもしれませんが、知識のおかげで、偶然生まれたすごい形を、見逃してしまうかもしれません。雲の出来方など考えず、雲の広がりだけを視界いっぱいにすると、それだけでいろいろな物語が浮かんできて、楽しいです。
久しぶりに、そんなふうに雲を見ることが出来たのは、最近早起きをしているおかげでした。やはり、早起きはお得な気分です。

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