2017年12月15日金曜日

るすばんねこ 34

 
  クリスマスまでお留守番中。ニャアコちゃんは、るすばん中に3回目のお誕生日を迎えました。
今月は、隣室にいる老犬ポテトおばあちゃんも、お誕生日を迎えます。飼い主に見捨てられて施設へ輸送されたポテさん。一年前、両眼球と子宮摘出という大手術を乗り越えた当時は、こうして誕生日を迎えられることが想像つきませんでした。本当にうれしく思います。
 病気にかかったポテさんを施設に送り、飼育費を踏み倒して音信不通になった人間が、どんな人なのか興味ありませんが、ごく普通に街を歩いている人間なのでしょう。その人のそばには、新しく手に入れた犬がいるかもしれません。
 連絡が取れて飼育費用を支払っていても、全く会いに来ることなく、預けた命が消えることにも関心をもたない人。そんな人が、施設へ預ける申し込み者の多くを占めていると聞きました。
 もうけ主義のペットショップや、悪徳ブリーダーなどどいう言葉がマスコミで上げられることがありますが、そのような企業や組織が生み出した悪ではなく、ごくふつうに動物を買ってきて見捨てる一般市民がいるのでした。そういう人々は、殺処分する保健所に連れて行かなかったから、後ろめたい気分を免れているのでしょうか。もしかしたら、すぐ近くにそういう人が生活しているかもしれないと思うと、恐怖を感じます。
 ニャアコちゃん、お誕生日にいつもより多めのチュールをあげました。それでも、そんなにたくさんはいらないにゃ、と欲がないニャアコちゃんでした。
 

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